NW-A50シリーズのDAC機能について
※随時更新。特に技術的な部分は学習と検証の後に記載します。
A50シリーズについて
ソニーが作る超有名音楽プレイヤーであるWalkmanの入門帯(20k~30k程度)、Aシリーズの最新モデル(2018年10月発売)。ちなみにこの下には、バッテリーの長さなどの利便性を追求したSシリーズがある。
フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載し、音源のアップスケーリングを実現する「DSEE HX」など、従来Aシリーズ通りの機能を全体的に揃えている。他にもBluetooth環境向けに、ソニーが自社で開発している「LDAC」コーデックに対応。
音作りについては各地家電量販店で聴いてみるといいかもしれません。ここのインタビューでも挙げられている通り、結構低音が主張してきます。高音に集中したいという方には向かないと思います。
特筆すべき機能
ガジェヲタというわけではないんですが、以下の機能が面白いです。
それぞれ取り上げていきます。
Bluetoothレシーバー機能
名前の通り、Bluetoothのレシーバーになります。
スマートフォンからBluetooth対応イヤホンにつなぐように、Walkmanとつなぐことができるのです。もちろん出力はイヤホンジャックからとなり、先述したデジタルアンプやDSEEなどの高音質化技術の恩恵を受けることが出来ます。
注意すべき点として、受信コーデックはSBCとLDAC、AACのみとなり、aptX系は使えません(参照)。チップセットの関係か、もしくはライセンスの問題かもしれませんが気をつけましょう。
USB Audio対応
私の本命、USBAudioです。ここの項のために記事を書いたと言っても過言ではないです。
公式には、USB-DAC機能とポタアン・USB-DACアンプとデジタル接続可能という二項目をあわせていますが、ここではUSB-DAC機能についてのみ書きます。
また、技術的な解説(ArchLinux環境において簡単な確認をする程度)は後日追記します。
免責事項:公式サイトには特定ソフトウェアが推奨であり、別途ドライバのインストールも必要とあるため、以下の文章はすべてサポート外です。私もサポートしません。
最初に結論から述べておくと、Windows・ArchLinux・Android *1 で動作確認が出来ました。Windowsのみ(一応)推奨ドライバをインストールしましたが、他環境では特に問題なく動きました。(Arch環境については追記予定)
USB AudioによるUSB-DAC機能においても、Bluetoothレシーバー機能と同様に各高音質化技術の恩恵を受けることが出来ます。
欠点として、おそらく500msほどの遅延が発生します。公式の過去Q&Aにもありますが、この機能は音楽専用の機能です。ただ、VLCプレイヤーなどで同期を行えば映像作品にも使えるとは思います。流石にゲームは無理ですね。
今後試したいこと
*1:MicroUSB TypeB to USB Type Aの変換あり