日本におけるLoL競技シーン活発化の案: 競技シーンをわからせろ

この記事は日本においてLeague of Legendsの競技シーン(リージョンを問わず)を活発化させるのにはどうしたらいいのかなという案を考えるものです。

大前提として、この競技シーンは興行として成り立っていて、少ないファンがいるよりも、多くのファンがいることを活発化とみなすこととします。

それでは今回は、『競技シーンをわからせろ』という話を書いていきます。


私はLoLが大好きですし、競技シーンを見るのも大好きです。

ただ、特段LoLがうまいわけでもなければ(シル3になりました)、誰々はこういう方向性だよね、誰々はこういう動き得意だよね……みたいな話が『間違いなく言い切れる』わけじゃありません。

これってすごく不自由で、「あ~今のC9ね~やっぱりうーん、強いよね~」みたいなことしか言えません。

あえて言うと、「シーズン前に色々言われてたけどやっぱC9は強いね、TLなんて悲惨だよ」みたいな、そんなん順位表見ればわかるじゃん!!!ってことしか言えないです。

でも心のなかでは、(チーム全体のコミュニケーションが円滑で、そもそも目指すものが統一できているのが強い。どこのレーンを起点にしても構わないというフレキシブルさが圧倒的で、相手チームからするとどこかを抑えてもどこかで動かれちゃうししんどいね)みたいなことは思っているんですよ。

思ってはいるんですけど、(そうは思ってもこれ正しいかわからないよな……コミュニケーションが円滑かどうかなんて選手たちしかわからんし、ちゃんと目指すもの統一できてるんかな、そう見えてるだけかもしれない……。実はTOPのみを主体として動いているだけかもしれない……)ってことを考えるとこうはっきり言いにくい。

特に界隈特有の、間違ってると結構強く言われがちで、わかってないなら言わなきゃいいんだ、みたいなところも相性最悪な気がしています(実際は違うかもしれませんが自分はそんな気がしています)。

こういう思いをどうしたらいいのかな……って考えたんですよ。

そもそもこのLoLってゲームの上手さはピラミッドの図で表されるわけで、ほんとに理解している人しかしゃべれないなら極端に言えばラダー1位の人以外黙るしかないじゃないですか。

まあもちろん若干差異はあるでしょうが、どっちにしても多数のファンが語りたいのに語りにくいみたいなことになってしまいます。

「今シーズンのC9はこのまま行けば一位独走、EGが少しずつ修正してるみたいだしダークホースかもね」「新人の○○選手結構いいんじゃない? オブジェクティブな動きが得意でチームと噛み合ってる」みたいな下馬評とか喋ってみたいじゃないですか。

それって他のスポーツ、例えばメジャーなスポーツだとどうやって解消しているか想像してみると、スポーツ紙とか中継の解説、ゲストあたりの言葉が重要なんですよね。

「○○選手の調子が上がってきている一方、○○選手は不調に悩む」

「○○選手の好調の秘訣は? 実はこんなアドバイスをコーチから……」

「今シーズンの順位予想!この選手が注目!こういった活躍に期待が!」

「○○選手のここ数回の試合こんなスコアなんですけど、実はこれ調べてみると、相手チームは左利きを多く起用しているようなんですね。昨シーズンに比べると……」

ってたくさん出てくるじゃないですか。

そういう「ここ見ればわか(った気にな)るんだ」みたいなところってすごく重要だな~って今更気が付きました。

興行としてやるんだったら、見た人が満足するというのはすごく重要です。

それなら上記した「ここ見ればわかるんだ」「本当だ!!!!」っていう、理解したという喜び、嬉しさが満足度になると思うんですよ。

そういう"喋れること"が増えてくると、もちろんファンの間での会話も膨らみますし、まだ観戦したことないけど興味を持ってる人にも喋りやすくなります。

「○○選手がめっちゃうまくて大注目なんだよ」って言葉は、想像以上に敷居を下げてくれるのではないでしょうか?


……ということで書いてみました。

ここからは本質部分とは違う、私の調査とか思考、想いについてです。

すでにあるメジャーなスポーツがどんな売り方をしているんだろう?って考えたときに、他人の言葉で喋れるように情報を提供しているのかもしれないって予想をして書いてみました。

実際今日のYahooニュースを見てみたら、以下のようなニュースも見受けられました。

捕手の後方には、栗山監督の姿があった。3日連続の熱投に「抑えをやるということ? 」と笑いながらも「やっぱり投げるのがうまい。体の状態よりもコントロールとか緩急とか、相手のバッターのやりたいことを見ながらとか」と、うなずいた。

日本ハム金子弌大に「3連戦3連続先発プラン」浮上(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース より引用

3イニングを投じたことに斎藤は「あれだけ投げるのは今シーズン初。疲れもあるかと思う。そうも言ってられないけど」と話し「2イニング目まではホームラン以外は良かった。フォークが抜けてしまった」と反省した。 

日本ハム・斎藤佑樹 今季初OP戦で3回3失点「カウントが整えられなかった」、輝星とともに2軍降格(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース より引用

他にも 大谷翔平の”キン肉マン化”は本当に間違っているのか?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース のような専門家が疑問に対して回答をされていたりします。

まあ現状として日本語話者で競技シーンに精通していて、メディアとして提供できる人材が足りていないというのはあるかもしれません。

元プロ選手といってもメディアに向いている人もいればそうでない人もいるでしょうし、「わからせる」に誰しも賛同するとは思えません。

この記事を書こうとした発端はとんぼさん(Twitter)による翻訳記事である、『【LCK2019Spring】CloudTemplar氏含む3名による「各チーム中間分析」動画翻訳② 西部編』内のGriffinの項目でした。

この中でCloudTemplarさんが、以下のようなことを言っています。

絶えず上がる話題で、これはファン心理としては仕方ないんだけど、”歴代最高”かどうか。僕も解説しながら”歴代トップクラス”って表現を使ったけどその時にとても注意を払っていて、正確には「直近でLCKデビューをした新生チームの中で、トップクラスの存在感だ」という表現を使った。これが普通の”歴代トップクラス”のニュアンスとどう違うかって言うと、「LoL史上トップクラスのチームだ」という事ではなくて「最近LCKデビューしてこれまで見せてきたプレイがトップクラスだ」という事。とても注意を払った。なぜなら皆が知ってる通り、歴代トップクラスのチーム、存在感、成績は全てSKTだったから。誰にも否定出来ない事実。このニュアンスを混同させてしまうと良くないと思って気を付けた。 

(中略)

でも現時点での僕の印象を話す事は出来る。これまでのLoLに携わってきた人間として、今のGRFが歴代トップクラスの存在感・実力があるのは確かだけど、全勝優勝してた頃のSKTの印象はただ「優勝だな」って感じだった。当時のSKTはGRFよりもっとすごかったし、ましてや引けを取るなんて事はない。SKTが決勝戦行ったら、関係者達が「まず優勝は堅い、3-0だろう」って話してて、これが当たり前だった。GRFがどこまで行けるか、気になるし期待は出来るけど、SKTを超えるチームが出てくるにはさすがに長い年月を要すると思うでしょ?

(中略)

LCK中継放送でも個人配信でも何度も言ったことだけど、LoLがどれだけ長く続いてもSKTを超えるチームは出てこないって数十回は言った。途中途中、追いつくチームは出てくるかもしれないけど、超えるチームは出るはずがないし不可能だと思う。

この話の中で『SKTは史上最強の存在であったこと、あの伝説はみんな知ってるよね』という共通知が存在することがわかるのですが、この共通知の存在に私は心を惹かれたのです。

目まぐるしく動くLoLの競技シーンの中でファンが共通の理解を持っていて、「そうそうそうだよね、あのときは本当にすごかった」「今年の○○は本当に奇跡みたいな活躍だったよ」って語れたら、どれほどに楽しいだろうって想像しました。

LoLの競技シーンは毎年どころか半年おき、それこそ毎週のように更新されていく世界です。あの伝説の選手も、いつ引退するかわかりません。それこそすでに引退してしまった選手も数多くいます。

競技シーンは最高に面白いのです。

世界最高の選手たちが、何が何でも勝ちたいと思うのがこの競技シーンなのです。

だからこそ、みんなで語って盛り上がりたいと思っています。

以上、初めての企画でしたが、競技シーンの活発化案でした。

伝説の選手たちというつながりで紹介しますが、以下みたいな企画があるらしいです。実を言うと私も何名か現役を知らない伝説の選手がいるので気になりますね。

www.lolnewsberg.com

次回についてですが、今のところはライブビューイングが結構推しなのでそれについて書くかもしれません。

結構長い記事になってしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございます。

もし筆者と喋ってみたいなどあれば、Twitterにリプライなど送ってください。

それでは。