プリティー楽曲の歌詞について

はじめまして、Marco(Twitter / GitHub)といいます。この記事はプリッカソンアドベントカレンダーで書いてみたものになります。

以前からプリティーシリーズの楽曲の歌詞には打ちのめされまくっていて、いつか機会があれば語る記事を書いてみたいと思っていたので、折角の機会ということで書いてみることにしました。

一応注意ですが、プリティーリズム〜アイパラはリアタイ勢ではないので、当時よく言われていたこともぶり返すように書くかもしれません。当時を知る方は懐かしむ気分で読んでいただければと思います。

また、それぞれ独立した楽曲としてではなく、シリーズ内で描かれた楽曲として語るので、同時に該当する作品についても触れると思います。その点もよろしくおねがいします。フルパワーでネタバレを書くので、自衛のほどは各自でお願いします。

目次

本題

Dear My Future ~未来の自分へ~

ここには未来を背負ったアイドルがいる

この楽曲はDMFのOP1として登場した、Prizmmy☆の楽曲です。

ディアマイフューチャーというタイトルからしても明らかですし、『グレイトフルシンフォニア』という集大成で描かれたものを見ても、DMFにおいては未来の存在がとても重いものでした。

そんな中で上葉みあの叫んだセリフが以下です。

私たちはプリズムスターだ!

みんなが進む道は明るいって、未来は美しく輝いているって、あたしたちが言わなきゃ誰が言うんだ!!! (プリティーリズム・DMF 50話より)

この50話のセリフですが、このメッセージはDMF一話の歌詞にも詰まっています。

憧れのままでいちゃ 何も変わらないから

勇気を出して今、一歩踏み出そう!(Dear My Future ~未来の自分へ~より)

決して負けない決意(きもち)があるなら 願い叶えよぉ!(Dear My Future ~未来の自分へ~より)

未来が失われてしまうという状況で、未来を背負うことになっても一歩踏み出した彼女たちは間違いなくアイドルと呼べる存在でしょう。

「黙っていれば物事は勝手に流れていく。でもそれは、何も解決したことにならない。(プリティーリズム・RL 33話より)」ともまた近いものがあって、私生活でも刺さるメッセージ性がありますね。

Thankyou Birthday

ラストワンフレーズに詰まるプリパラの魅力

キャッチコピーで察しがついた方は握手。

誰かが叶え輝かす夢にはときめかない

だって今度は私が私の夢に全力でときめき憧れたい

そして次の誰かの夢が生まれるその日を祝うんだ!(Thankyou Birthdayより)

まるで聖母じゃないかという歌詞。

誰かの夢にときめくんじゃなくて自分の夢にときめいて、誰かが夢を持ったときには祝ってあげようという振る舞い方、夢を持つことの大切さというか重みを実感できていいですよね。

Get Over Dress-code

神アイドルに挑み続ける、彼女たちのイシ

神がライバルだって? 越えちゃえばいい(Get Over Dress-codeより)

神に挑むという圧倒的な劣勢だって、神を越えてしまえば負けるわけがないっていうドロシー的発想が最高に好きです。

どんな瞬間も 勝利って瞬間に続いてるって信じてる(Get Over Dress-codeより)

なんて言葉で形容すればいいのかわからない、力に満ち溢れた歌詞ですね。

私個人はプログラミングしてるときにこの曲をよく聴くんですけど、この歌詞聴いてると無敵になった気がします。

なにか努力をして、うまく行かないなって思っていても、その努力はいつかの成功に絶対に続いているんだって信じられる。

夢は叶う、叶うに決まってる!(Get Over Dress-codeより)

夢を持って叶わないって思ったら叶わないんですよ。

夢を持ったなら、夢は叶うって思うしかないんですよ。

信じるしかないんです。それを彼女たちも言ってくれるんですから、夢は叶うに決まってます。

強敵がいなかったら強くなれっこないねっ!!(Get Over Dress-codeより)

神の存在も、自分たちの成長に不可欠なんです。ライバルは敵じゃない。ライバルだって仲間なんだ。

ああこんなすごいサービスあるんだ、なんでこんなアイデア浮かぶんだ、そう思いながら、『俺だってやってやるよ』と、心に火がつくんですよね。


実を言うとこの曲の歌詞を書きたくてこの記事を書いたと言っても過言ではありません。

それほどに私にパワーをくれる名曲です。

もしよかったら、みなさんもGODに背中を押してもらいませんか?

えもめきピッカーン

ポジティブシンキングの天才がチャレンジ精神を歌ってみた

失敗したっていいんだよ

問題点を見つけよう

次のすごいプラン話したい(えもめきピッカーンより)

PDCAサイクルですね。

プリチャン世界観の『やってみなくちゃわからない わからなかったらやってみよう』の集大成のような歌詞で、ちょうど物語にも思いっきり現れています。

多くの場合で一度の失敗をくよくよするよりも、次の成功のための準備を始めたほうがいいんですよね。

きみがなってみたいきみは、どうなんだい?

もしも訊かれたらちょー困る そーじゃない?!(えもめきピッカーンより)

自分の目指す自分像っていうのは固まっていなくて、まだまだ宿題のままなんですよね。

いろんな可能性を模索できるのが彼女たちであって、全国の女児にこんなメッセージぶつけてくれるプリチャンは未来を形作ってくれているなぁと尊敬します。

もちろんそれはどんな年齢でもそうで、いつまででも自分の目指す自分像を固める必要はなくて、今思う未来の自分像さえ持っていればいいんですよね。

明日思う未来の自分像が違くてもいいんですよ。失敗してもいいんですから。

My Secret heArtbeats

この想い、どうか届け。

私はこの曲を等身大のアイドルソングだと解釈しました。この歌詞を届けたい相手は皆さんの解釈に任せます。

鳴らせ My Secret heArtbeats

君のことがスキだ なんてベタかな…(My Secret heArtbeatsより)

響け My Secret heArtbeats

君のことがスキだ なんて言えないよ(My Secret heArtbeatsより)

君から 伝わるラブみに 弾けちゃいそう

全部 ぎゅぎゅっと抱きしめて

離さない ずっと(My Secret heArtbeatsより)

届け My Secret heArtbeats

(略)

重ねようMemories

奏でようよMelody

この声で(My Secret heArtbeatsより)

鳴らせ My Secret heArtbeats

君のことがスキだ 何度も言うよ(My Secret heArtbeatsより)

止まらないよ Love you

もっと Love me please

Love song for you!(My Secret heArtbeatsより)

この曲は構成がとても面白いです。

鳴らして、「君のことがスキだ」なんてベタかな……と悩んでいます。

響けと願って、「君のことがスキだ」なんて言えないよ……と口を閉ざします。

それでも"ラブみ"を閉じ込めておくことなんて出来ないのかもしれません。

――離したくなどありません。

届けと念じて、私たちの記憶を重ねて、旋律をこの声で奏でようと歌います。

鳴らして、「君のことがスキだ」と何度でも言うと誓います。

この想いを止めることなど出来ず、"もっと Love me please"と想いをぶつけます。


この歌詞に緑川さらという存在が溢れすぎています。

曲調のかっこよさ。歌詞の、一歩引きつつもでも押したいという抑えきれない感情の重さと、キュンキュン、ラブみという可愛らしさ

この歌詞の構成は彼女の魅力を最高に引き出していて、これ以上ないソロ曲でした。

まとめ

名曲揃いのプリティー楽曲ですが、その中でも私に刺さった曲をピックアップしてみました。

i☆Risさんの曲だとMemorialを挙げたかったのですが、あまりに歌詞が重すぎて全行ピックアップして引用と認めてもらえない気がします。

ADからも挙げようとしたのですが、全体的にADのスポ根っぷりというか、諦めないこと・その先にある未来を描く曲が多いな~という印象が強かったです。挙げるなら全部、挙げないなら全部みたいな感じですかね……。

年末近くなってもプリチャンは最高に面白い展開が続いています。プリティーシリーズが走り続けていることに感謝して、私たちも走り続けていきましょう。

長文でしたが、ここまで読んでくださった方いましたらありがとうございます。みなさんの『刺さった歌詞』、ぜひ語ってみてください。